過去の展示・2024.06.14-06.16・『29・中山桜写真展』

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●中山桜写真展・29

@rarara_camerara

【開催期間】
6月14日(金)18:00-20:00
6月15日(土)11:30-20:00 (PARTY18:00-20:00)
6月16日(日)11:30-19:00

●当日、1ドリンク(600円)制です。
●土曜日のパーティーはとてもラフなのでどなたでお越しください!
お酒、おいしいおつまみ、音楽をご用意しています。

【会場】
Gallery Conceal Shibuya CD
東京都渋谷区道玄坂1丁目11-3 第一富士商事ビル4F

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29


思ったよりヤングじゃね。
30という数字をなぜか昔から、
区切りの年だと思っていた。
実際「30」の目の前に立ってみると、
どうだ、たった今、やっと今、始まったかのような気分でいる。

小学生の頃、
職員室を開けた時のコーヒーの匂いを時々、思い出す。
教室で話している先生とは違う生き物がいる、
そんなふうに思っていた。

今私はあの職員室の匂いと同じ大人になった。


2019年10月13日
“youth世代特有の「あがき」や「生きづらさ」を表現する
今回の展示で、自分自身の「あがき」は一度締めくくりたいとも話している。”

あがきをテーマに個展をした時の
インタビューの自分の言葉を見つけた。

あれから、約月日が経った。
自分でも驚いているのだが、私中山桜は、
あがきつづけてしまっている。
生きづらくて仕方なかった日々は若さ特有の苦しさだと思っていた。
あの頃より、出来ることも、通じ合える仲間増えたはずだ。
はずなのに、どうだ。
変わらず、よくどこに立っているか分からなくなる。
時間を無駄にしては、それを取り戻そうと腕を振り、
ゲロを吐きながら日々を積み上げているのか、
すり減らしているのか、まあ、なんとかなんとなく、
生きているのである。

今も私はあの頃と変わらない大人なのだ。
あの頃の大人になり、あの頃と変わらない大人である。

当たり前に、人は途中で飽きたからと言って、
他の誰かにはなれないみたいだ。
生きていれば、超良いことも、超悪いこともある。
この先も、いちいち喜んで、傷ついて生きていけたらいいな。
そして、いちいち喜んで、傷つく人間を、撮り続けらたらいいな。

そんなんでこんな大人である私の20代を物語るものといえば、
「写真」である。
明確にいえば、写真を通した「人」である。

20代のラストに、みなさまへの感謝と
これから先も、生きれるように、個展を開催したいと思います。

当日は、今まで撮った写真、この日のために撮り下ろした写真、コラムを展示します。

元気でも、元気じゃなくても、お会いできるのを楽しみにしておりましす。

んじゃ、のちほどぉ!