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過去の展示・~東アジア最新現代フェミニズム展 曾莫言 & 林宜蓁 女性の「性」in 渋谷 ~
新しいフェミニズム表現と捉え方, 女性達にヒーロー像、女性と社会の関わり合い方などについての気軽なトークセッションもやりながら、~東アジア最新現代フェミニズム展 曾莫言 & 林宜蓁 女性の「性」in 渋谷 ~ 開催します。
渋谷でお茶飲みたくなったら、ちょっと寄ってください。ぜひ、お越しください。
京都芸術大学在学中の二人の女性アーティスト、台湾出身の抽象画化、林宜蓁(I CHEN, LIN)と西安出身の曾莫言(ZENG MOYAN)の作品を通して東アジアの女性達の最新フェミニズム事情も語り合ったりします。
06/17 Fri. ~ 06/19 Sun.11am~8pm
オープニングパーティもやります。6月17日(金) 18pm~ 20pm
ドリンク代1000円 (フリードリンク)
2022年、私は二人の京都在住の現代女性芸術家と出会いました。中国西安出身の曾莫言と台湾出身の林宜蓁です。日本のアート、カルチャー、そして女性を研究している彼女たちとの会話はなんと楽しく学びが多いことか。作品を紹介したいのはもちろん、この二人ともっと話したいと思ったのがきっかけですが、新しいフェミニズムとの邂逅体験をシェアしたくて渋谷ギャラリーコンシールの協力で合同展を開催します。
少女のエロスと残忍性を描く曾莫言は、まるで昭和のサブカルチャーに生きているみたいな人。彼女は、「近現代日本におけるグロテスク文化の研究」レポートで戸川純とフェミニズムについて面白い自論を展開していて、日本人が知らなかった戸川純の姿が見えてきます。清楚で知的な印象の林宜蓁が表現している抽象画はズバリ女性の性。彼女は芸術と文学の世界で、女性の生理についての表現がほとんどないことに注目してます。また水俣病を描いた小説「苦海浄土」の作家、石牟礼道子を研究しています。この二人のアーティストの作品展とフェミニズムについてのトークセッションや、戸川純、石牟礼道子を知るためのプレゼンテーション、ティータイム、オープニングパーティで知り合って意見を交わしあったりできる空間を目指しています。
東アジアで生きる女性として今こそフェミニズムの新しい捉え方、一緒に考えてみませんか?
是非、お気軽にご来場ください。
オードリーキムラ
プロデューサー
尚、この企画を東京以外の街でも開催したいと考えています。あなたの街のアーティストとの交流の場をホストしてくださる方、ご協力いただける方、ご連絡お待ちしております。いずれは東アジアの国々を巡回していくことを目指しております。
【アーティストプロフィール】
● 林宜蓁(I CHEN, LIN)抽象画アーティスト
◯台湾・台北出身
◯台湾政治大学法律学部卒
◯京都芸術大学大学院芸術修士課程修了
◯京都芸術大学大学院博士課程在籍中、石牟礼道子を中心として日本女性文学家のフェミニズム思想を探究
◯京都を拠点に世界へ発信するための抽象画を創作活動中
◯理論的かつ霊性的なフェミニズム理論の構築を手掛ける
【Keyword: 自閉症】私には自閉症者が誰より神性のある存在であると思える。彼・彼女らは完璧な世界のあり方を心中で知っているか、あるいは忘れていないのだ。私は自分の中の完璧な世界を一心に描きだし、私だけに醸し出せる美しい感覚を大切にし、作品から癒しのエネルギーを放出したい。私の世界に共鳴してくれる人を集めて、一緒に新しくより良い世界を造りだそうという野心もある。より多くの人に自閉症者の感覚、そして直面する困難など、作品を通じて世にていき、自閉症者の役に立てれば幸いに思う。
【Keyword: エネルギー】私はエネルギーを敏感に察知できる。目を瞑ったときに様々な幾何模様の光が見え、これをエネルギーが可視化されたものと考えている。目に見える物質世界以外のエネルギーの世界、つまり、私にしか見えない私の中の宇宙を忠実に描き続けていきたいと思っている。特に男性性と女性性のエネルギーのバランスをテーマに創作している。
【Keyword: 女性の身体感覚】今までの東アジアでの生活で、ほとんどの女性の人生につきまとうこと(生理、思春期、性、妊娠、出産、閉経など)には、生活用語として適当な表現、文学描写、語彙の不在あるいは不十分さを痛感している。私は小説を読んでいるときに、そこに生理の描写を探すクセがある。しかし多くの場合、女性が登場しているにも関わらず、その描写は全くない。ごくありふれた妊娠、出産の身体感覚についても、文学描写や日常会話で曖昧にされることが多く、ものたりなさを感じている。女性として生きることは、歴史的にも、学問においても不可視化された。これらの身体感覚に対応する言葉の不在を補うため、もっと全面的に表現するため、抽象画の創作をはじめた。特に性の喜びと生理の各時期の女性の身体感覚を作品にしている。
● 曾莫言(ZENG MOYAN)
1997.2.13 中国西安で生まれ、現在は京都芸術大学大学院の美術工芸研究領域の修了生 です。中国の時から油画の勉強を続けています。中学時代から日本の独特な美学に憧れていました、その中に「脆弱感」が感じられます。この「脆弱感」の表現は、私が憧れてい
るものです。繊細と強さ、悲しみと楽しさ、生と死、花とウジ虫、これらのように極端ま た対立する感情と物のバランスをよく把握することで、作品に美学的な衝突が生まれま す。この微妙な、脆弱的なバランスは、おそらく私が追求する「美」なのです。私は人間 の微妙な感情世界に惹かれています。人間の複雑な精神世界はもともと魅力的で、言葉で 言えない美しい存在です。
高校生の時から漫画とイラストの創作を始めていました。大学の時には、初めて描いた 漫画作品やイラスト画集などをネットで販売していました。漫画は 3 冊描きました。短編 集と絵本も 2017 年の北京アニメフェアと SNS で 500 冊ぐらい売れました。加えて小説の イラストや自分の創作シリーズを発表しました。イラストレーターとしてイラストの仕事 をもやっています。
今は油画作品をメインに創作しています。私は女性として自身の経験と社会的な事件の 双方で、中国も日本も性別差別問題はまだまだひどいと思います。男性視線(Male Gaze) に満ちた現代社会では「人間」として扱われていないの女性達は息ができないのです、こ れが今メインとしての創作動機です。未成年者への性的暴行、東アジア女性に対する誤っ た審美基準。物質化された女性、女性についての偏見と固定イメージ、男性の処女コンプ レックス、魔女狩り、被害者有罪論などシリアスな社会問題に対してアーティストとして メッセージをキャンバスに表現したいと思います。クラシックな油絵というカテゴリーに も、様々な表現の形や可能性があります。絵の具という物質にも固有の魅力があります。 デジタルアートと平行してリアルな物質的な表現にも挑戦してゆきます。
渋谷でお茶飲みたくなったら、ちょっと寄ってください。ぜひ、お越しください。
京都芸術大学在学中の二人の女性アーティスト、台湾出身の抽象画化、林宜蓁(I CHEN, LIN)と西安出身の曾莫言(ZENG MOYAN)の作品を通して東アジアの女性達の最新フェミニズム事情も語り合ったりします。
06/17 Fri. ~ 06/19 Sun.11am~8pm
オープニングパーティもやります。6月17日(金) 18pm~ 20pm
ドリンク代1000円 (フリードリンク)
2022年、私は二人の京都在住の現代女性芸術家と出会いました。中国西安出身の曾莫言と台湾出身の林宜蓁です。日本のアート、カルチャー、そして女性を研究している彼女たちとの会話はなんと楽しく学びが多いことか。作品を紹介したいのはもちろん、この二人ともっと話したいと思ったのがきっかけですが、新しいフェミニズムとの邂逅体験をシェアしたくて渋谷ギャラリーコンシールの協力で合同展を開催します。
少女のエロスと残忍性を描く曾莫言は、まるで昭和のサブカルチャーに生きているみたいな人。彼女は、「近現代日本におけるグロテスク文化の研究」レポートで戸川純とフェミニズムについて面白い自論を展開していて、日本人が知らなかった戸川純の姿が見えてきます。清楚で知的な印象の林宜蓁が表現している抽象画はズバリ女性の性。彼女は芸術と文学の世界で、女性の生理についての表現がほとんどないことに注目してます。また水俣病を描いた小説「苦海浄土」の作家、石牟礼道子を研究しています。この二人のアーティストの作品展とフェミニズムについてのトークセッションや、戸川純、石牟礼道子を知るためのプレゼンテーション、ティータイム、オープニングパーティで知り合って意見を交わしあったりできる空間を目指しています。
東アジアで生きる女性として今こそフェミニズムの新しい捉え方、一緒に考えてみませんか?
是非、お気軽にご来場ください。
オードリーキムラ
プロデューサー
尚、この企画を東京以外の街でも開催したいと考えています。あなたの街のアーティストとの交流の場をホストしてくださる方、ご協力いただける方、ご連絡お待ちしております。いずれは東アジアの国々を巡回していくことを目指しております。
【アーティストプロフィール】
● 林宜蓁(I CHEN, LIN)抽象画アーティスト
◯台湾・台北出身
◯台湾政治大学法律学部卒
◯京都芸術大学大学院芸術修士課程修了
◯京都芸術大学大学院博士課程在籍中、石牟礼道子を中心として日本女性文学家のフェミニズム思想を探究
◯京都を拠点に世界へ発信するための抽象画を創作活動中
◯理論的かつ霊性的なフェミニズム理論の構築を手掛ける
【Keyword: 自閉症】私には自閉症者が誰より神性のある存在であると思える。彼・彼女らは完璧な世界のあり方を心中で知っているか、あるいは忘れていないのだ。私は自分の中の完璧な世界を一心に描きだし、私だけに醸し出せる美しい感覚を大切にし、作品から癒しのエネルギーを放出したい。私の世界に共鳴してくれる人を集めて、一緒に新しくより良い世界を造りだそうという野心もある。より多くの人に自閉症者の感覚、そして直面する困難など、作品を通じて世にていき、自閉症者の役に立てれば幸いに思う。
【Keyword: エネルギー】私はエネルギーを敏感に察知できる。目を瞑ったときに様々な幾何模様の光が見え、これをエネルギーが可視化されたものと考えている。目に見える物質世界以外のエネルギーの世界、つまり、私にしか見えない私の中の宇宙を忠実に描き続けていきたいと思っている。特に男性性と女性性のエネルギーのバランスをテーマに創作している。
【Keyword: 女性の身体感覚】今までの東アジアでの生活で、ほとんどの女性の人生につきまとうこと(生理、思春期、性、妊娠、出産、閉経など)には、生活用語として適当な表現、文学描写、語彙の不在あるいは不十分さを痛感している。私は小説を読んでいるときに、そこに生理の描写を探すクセがある。しかし多くの場合、女性が登場しているにも関わらず、その描写は全くない。ごくありふれた妊娠、出産の身体感覚についても、文学描写や日常会話で曖昧にされることが多く、ものたりなさを感じている。女性として生きることは、歴史的にも、学問においても不可視化された。これらの身体感覚に対応する言葉の不在を補うため、もっと全面的に表現するため、抽象画の創作をはじめた。特に性の喜びと生理の各時期の女性の身体感覚を作品にしている。
● 曾莫言(ZENG MOYAN)
1997.2.13 中国西安で生まれ、現在は京都芸術大学大学院の美術工芸研究領域の修了生 です。中国の時から油画の勉強を続けています。中学時代から日本の独特な美学に憧れていました、その中に「脆弱感」が感じられます。この「脆弱感」の表現は、私が憧れてい
るものです。繊細と強さ、悲しみと楽しさ、生と死、花とウジ虫、これらのように極端ま た対立する感情と物のバランスをよく把握することで、作品に美学的な衝突が生まれま す。この微妙な、脆弱的なバランスは、おそらく私が追求する「美」なのです。私は人間 の微妙な感情世界に惹かれています。人間の複雑な精神世界はもともと魅力的で、言葉で 言えない美しい存在です。
高校生の時から漫画とイラストの創作を始めていました。大学の時には、初めて描いた 漫画作品やイラスト画集などをネットで販売していました。漫画は 3 冊描きました。短編 集と絵本も 2017 年の北京アニメフェアと SNS で 500 冊ぐらい売れました。加えて小説の イラストや自分の創作シリーズを発表しました。イラストレーターとしてイラストの仕事 をもやっています。
今は油画作品をメインに創作しています。私は女性として自身の経験と社会的な事件の 双方で、中国も日本も性別差別問題はまだまだひどいと思います。男性視線(Male Gaze) に満ちた現代社会では「人間」として扱われていないの女性達は息ができないのです、こ れが今メインとしての創作動機です。未成年者への性的暴行、東アジア女性に対する誤っ た審美基準。物質化された女性、女性についての偏見と固定イメージ、男性の処女コンプ レックス、魔女狩り、被害者有罪論などシリアスな社会問題に対してアーティストとして メッセージをキャンバスに表現したいと思います。クラシックな油絵というカテゴリーに も、様々な表現の形や可能性があります。絵の具という物質にも固有の魅力があります。 デジタルアートと平行してリアルな物質的な表現にも挑戦してゆきます。